00 INDEX
Profile IV
四代田辺竹雲斎
四代田辺竹雲斎、本名健雄は昭和48年(1973)大阪府堺市に三代竹雲斎の次男として生まれる。幼少から竹に触れ、自然と竹を志すようになる。大阪市立工芸高校美術科を卒業後、 東京芸術大学美術学部彫刻科に進学。 在学中は黒竹を用い竹の彫刻を制作した。 卒業後、大分県別府市にある竹工芸訓練支援センターで2年間竹の編組、基礎技術を学ぶ。その後、実家である大阪府堺市に帰阪し、父三代竹雲斎のもと竹工芸を学ぶ。
平成13年(2001)にアメリカ・フィラデルフィア美術館クラフトショーに招待出品し、作品がフィラデルフィア美術館に買い上げされる。その後ボストン美術館・シアトル美術館・サンフランシスコアジア美術館・大英博物館・ギメ美術館等で展覧会を開催し、作品が美術館に所蔵されている。
平成24年(2012)内閣官房 国家戦略室より「世界で活躍し『日本』を発信する日本人プロジェクト」にて選出・表彰。内閣府派遣で フランス・パリ装飾美術館 アメリカ・NY MAD美術館でデモンストレーションを行う。平成29年(2017)四代田辺竹雲斎を襲名。
四代田辺竹雲斎には代表する2つの作品群がある。一つは代々の技術・精神を受け継ぐ伝統的な作品だ。日本伝統工芸展を中心に作品を発表しながら大阪、東京等で個展やグループ展を開催している。
もう一つは竹によるインスタレーションや現代性の強い竹の立体作品の制作。インスタレーションは「記憶に残すアート」をテーマとして毎回違う場所と形で発表している。形は無くなってしまうが、材料である竹は展覧会終了後に解き、再利用され次の作品につないでいく。
Education
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1973大阪府堺市に三代田辺竹雲斎の次男として生まれる
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1999東京藝術大学 美術学部彫刻科卒業
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2000大分県竹工芸訓練支援センターで2年間竹の研修を受ける
Awards
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2016第63回日本伝統工芸展 日本工芸会奨励賞
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2018日本空間デザイン賞 銀賞
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2019第11回創造する伝統賞(日本文化藝術財団)
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2021第41回伝統文化ポーラ賞 奨励賞(ポーラ伝統文化振興財団)
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2021第1回MINGEI BAMBOO PRIZE 最高賞(Galerie Mingei・フランス国立ギメ東洋美術館)
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2022芸術選奨文部科学大臣新人賞、大阪文化賞
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2025日本空間デザイン賞 銅賞
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2026第73回日本伝統工芸展 日本工芸会奨励賞
Public Collections
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メトロポリタン美術館(アメリカ)
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大英博物館(英国)
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フィラデルフィア美術館(アメリカ)
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ボストン美術館(アメリカ)
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ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館(英国)
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フランス国立ギメ東洋美術館(フランス)
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ケ・ブランリ美術館(フランス)
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宮内庁
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薬師寺
Solo Exhibition
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2002「Connection」Cortland Jessup Gallery(ニューヨーク、アメリカ)
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2003「つながり」ワコール銀座アートスペース(東京)
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2005「つながりⅡ」ワコール銀座アートスペース(東京)
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2007アートインタラクティブ東京(東京)
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2008「田辺小竹襲名展」大阪髙島屋(大阪)
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2010「Connection−∞−」日本橋髙島屋 美術画廊 X(東京)
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2011「田辺小竹展」ジェイアール名古屋タカシマヤ(愛知)・大阪髙島屋(大阪) 「田辺小竹の世界×山口家住宅−竹工芸の伝統と現代アート展−」堺市立町屋 歴史館 重要文化財 山口家住宅(大阪)
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2012「竹のインスタレーション天と地」正木美術館(大阪)
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2014「ZEN」 Pierre Marie Giraud(ブリュッセル、ベルギー)
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2015「Tanabe Shouchiku Exhibition」 Mingei Japanese Arts Gallery(パリ、フランス)
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2016「竹のインスタレーション 五大」フランス国立ギメ東洋美術館(パリ、フランス)
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2017「四代田辺竹雲斎襲名展」 大阪髙島屋(大阪)・日本橋髙島屋(東京) 「GODAI」 Pierre Marie Giraud(ブリュッセル、ベルギー)
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2018「Tanabe Chikuunsai Ⅳ Bamboo Masters vol.4」 Mingei Japanese Arts Gallery(パリ、フランス)
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2019「TANABE CHIKUUNSAI Ⅳ」インスタレーション作品をはじめとした29点の作品を発表、TAI Modern(サンタフェ、アメリカ)
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2020「CHIKUUNSAI IV INFINITY」 GINZA SIX 銀座 蔦屋書店(東京) 「四代田辺竹雲斎展 伝統とは挑戦なり」 さかい利晶の杜(大阪) 「四代田辺竹雲斎展-守-」 夢工房(京都) 「四代田辺竹雲斎展-破-」京都アンティークフェア/京都パルスプラザ(京都) 「四代田辺竹雲斎展-離-」artKYOTO 2020/京都国立博物館(京都)
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2021「四代田辺竹雲斎 守破離」アートフェア東京 2021/東京国際フォーラム(東京) 「田辺竹雲斎展-竹工芸の可能性-」MAYU Gallery、The Okura Tokyo(東京) 「四代田辺竹雲斎展 つながり-循環-」夢工房(京都、香港)
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2022「四代田辺竹雲斎展 循環」Art Fair Tokyo 2022、東京国際フォーラム(東京) 「Tanabe Chikuunsai IV Solo exhibition」Galerie Mingei Japanese Arts(パリ、フランス) 「Gucci Namiki 1st Anniversary」グッチ並木(東京) 外務省海外拠点事業「LIFE CYCLES | A Bamboo Exploration with Tanabe Chikuunsai IV」JAPAN HOUSE Los Angeles(カリフォルニア州)
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2023「四代 田辺竹雲斎展 守破離」大阪髙島屋(大阪)・日本橋髙島屋(東京)
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2024「TANABE CHIKUUNSAI Ⅳ &APPRENTICES: TRADITION AND INNOVATION(一門展)」TAI modern gallery(サンタフェ、アメリカ)
Group Exhibition
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2001「フィラデルフィア美術館クラフトショー」招待出品 フィラデルフィア美術館(フィラデルフィア、ペンシルベニア州)
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2002「堺美術家交流展-BRIDGE」フローレンス・リンチギャラリー(ニューヨーク、アメリカ) 「Bamboo Works いのち」大阪府立現代美術センター
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2003「堺-ウエリントン・美術家交流展」セントジェームスシアター(ニュージーランド) 「Bambus im alten Japan」作品制作・招待出品 チューリッヒ大学博物館(チューリッヒ、スイス) 「日蘭文化交流展」ライクス美術館/ ライデン大学(オランダ) 「Expo culture Japan - Quebec」(サンソーバ、ケベック、カナダ)
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2004「San Francisco International Art Expositions (2004~2007)」(サンフランシスコ、アメリカ) 「Palm Beach classic (2004~2006)」(ウエストパームビーチ、アメリカ) 「Japanese Bamboo Exhibition」森上美術館(デルレイビーチ、アメリカ) 「二人展」ギャラリー青雲堂(チューリッヒ、スイス) 「NY SOFA」(ニューヨーク、アメリカ) 「Chicago SOFA」(シカゴ、アメリカ)
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2006「The Quiet Beauty of Japanese Bamboo Art」Grinnell College/ Faulconer galley(アイオワ、アメリカ) 「Golden week on Japanese Art」招待出品・講演 シアトルアジア美術館(シアトル、ワシントン州) 「竹雲斎歴代展」クラーク財団ルース・アンド・シャーマン・リー日本美術研究所(ハンフォード、カリフォルニア州) 「Beyond Basketry : Japanese Bamboo Art」招待出品・講演 ボストン美術館(ボストン、マサチューセッツ州)
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2007講演・デモンストレーション、ボストン美術館/ ピーボディーエセックス美術館(アメリカ) 「COTSEN bamboo prize」受賞 / サンフランシスコアジア美術館(サンフランシスコ、カリフォルニア州) 「Celebration of The Next Generation Exhibition」サンフランシスコアジア美術館(アメリカ) 「East Weaves West Basketry from Japan & Britain」コリンズギャラリー(グラスゴー、イギリス)/ ホーヴ美術館(ブライトン、イギリス)
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2008「歴代竹雲斎展」TAI GALLERY(サンタフェ、ニューメキシコ州) 「アートフェア東京2008」東京国際フォーラム 「New Bamboo: Contemporary Masters」ジャパンソサエティ(ニューヨーク、ニューヨーク州) 「国際交流基金日本文化紹介派遣事業」南米3カ国にて竹工芸の講演・ワークショップ(ペルー・ボリビア・エクアドル)
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2009「Asian Art in London」ギャラリー21(ロンドン、イギリス) 「Collect (2009-2016)」ロンドン(イギリス) 「第22回バスケタリー展」横浜赤レンガ倉庫 「TEFAF Maastricht 2009」Maastricht Exhibition and Congress Centre(マーストリヒト、オランダ)
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2010「International Trade Fair 2010 The special exhibition 'Modern Masters'」バイエルン工芸館(ミュンヘン、ドイツ) 「バイエルン賞」最高賞受賞(ミュンヘン、ドイツ) 「Exhibition of Beppu city Bamboo Craft Arts Exhibition」タイクリエイティブデザインセンター(タイ)
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2011「Gallery of Prizewinner」ギャラリーハンドワーク(ドイツ) 「竹のかたちⅤ 竹芸の今」大分市美術館
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2012内閣府派遣「JAPAN NEXT EXHIBITION」パリ装飾美術館(パリ、フランス)/ MAD美術館(ニューヨーク、ニューヨーク州) 「Brussels oriental art fair」Galerie Marc Heiremans Galerie(ベルギー、ブリュッセル) 「Design Basel」(バーゼル、スイス) 「Japanese Bamboo Masters」MINGEI Japanese arts gallery(パリ、フランス) 「Permanent Beauty in Japanese Art」MINGEI Japanese arts gallery(パリ、フランス) 内閣官房 国家戦略室より「世界で活躍し日本を発信する日本人プロジェクト」にて選出・表彰 「第59回日本伝統工芸展」宮内庁買い上げ
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2013「田辺小竹・彦十蒔絵 竹×漆 プライスコレクションの若冲」大阪髙島屋/ 日本橋髙島屋 文化庁派遣「Contemporary Kogei Styles in Japan」講演・実演 森上美術館(フロリダ、アメリカ)
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2014第7回 円空大賞展「円空賞」受賞/ 岐阜県美術館 「田辺小竹・若宮隆志展 竹×漆 ZEN」TAI MODERN gallery(サンタフェ、アメリカ) 「蒔絵展(Makie -The Beauty of Gold Japanese Lacquer)」バーレーン・ナショナル・ミュージアム(マナーマ、バーレーン) 「わざの美−日本の工芸展」講演・デモンストレーション 在シンガポール日本国大使館ジャパン・クリエイティブ・センター(シンガポール) 「葛編み筥買い上げ」第62回伊勢神宮式年遷宮 「田辺竹雲斎歴代展」大阪髙島屋(大阪)
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2015第44回 日本伝統工芸近畿展「日本伝統工芸近畿賞」受賞 「田辺小竹・若宮隆志展 竹×漆 空海と高野山1200年」大阪髙島屋(大阪)/ 日本橋髙島屋(東京) 「MODERN TWIST−Contemporary Japanese Bamboo Art」Ruth Funk Center for Textile Arts(メルボルン、オーストラリア)およびアメリカ・フロリダ4都市にて講演・ワークショップを開催 「AHAF Asian Hotel Art Fair Hong Kong 2015」マルコポーロ香港ホテル(香港) フランス迎賓館 La Celle Saint-Cloud にてインスタレーション制作(フランス) 第26回 「タカシマヤ美術賞」受賞、タカシマヤ文化基金
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2016「革新の工芸−伝統と前衛、そして現代−」東京国立近代美術館工芸館(東京) フランス国立ギメ東洋美術館にてインスタレーション制作(パリ、フランス) 「Biennale des Antiquaires」グラン・パレ(パリ、フランス) 第63回日本伝統工芸展「日本工芸会奨励賞」受賞
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2017外務省海外拠点事業「Bamboo−Fiber built Japan」Japan House(サンパウロ、ブラジル) 「Japanese Bamboo Art : The Abbey Collection」メトロポリタン美術館(ニューヨーク、ニューヨーク州) 「平成の至宝 八十三選」薬師寺(奈良)
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2018「Art Season 2018」フランスのショーモン城にてインスタレーション制作 「線の造形、線の空間」菊池寛実記念 智美術館(東京虎ノ門) 「融合する工芸-見つけた伝統のアシタ-」和光ホール(東京銀座) 「空を割く 日本の竹工芸」ケ・ブランリー美術館(パリ、フランス) DSA日本空間デザイン賞2018「銀賞」受賞
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2019サンフランシスコアジア美術館にてインスタレーション制作 オドゥンパザル近代美術館開館記念展にてインスタレーション制作(エスキシェヒル、トルコ) 「竹のインスタレーション茶室CONNECTION」G20 大阪サミット ファーストレディー茶会、ザ・ガーデンオリエンタル大阪(大阪) 香港夢工房にてインスタレーション制作 「竹工芸名品展:ニューヨークのアビー・コレクション−メトロポリタン美術館所蔵」大分県立美術館(大分)/ 東京国立近代美術館(東京)/ 大阪市立東洋陶磁美術館(大阪) 第11回「創造する伝統賞」受賞、日本文化藝術財団
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2021GUCCI創設100周年記念 「Gucci Bamboo House」旧川崎家住宅(京都) 「ELOGE DE LA LUMIERE Pierre Soulages - Tanabe Chikuunsai IV」バウアー財団東洋美術館(ジュネーブ、スイス) 第1回「MINGEI BAMBOO PRIZE 大賞」受賞、フランス国立ギメ東洋美術館(パリ、フランス) 第41回 伝統文化ポーラ賞「奨励賞」受賞
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2022文化庁主催「深める・拡げる―拡張する伝統工芸展」日本橋三越(東京) 第72回「芸術選奨美術部門 文部科学大臣新人賞」受賞 令和3年度 大阪府「大阪文化賞」受賞
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2023KITTE名古屋7周年「MEET IN SUMMER 」KITTE名古屋(愛知) 「G7大阪・堺貿易大臣会合」ホテル アゴーラ リージェンシー 大阪堺(大阪)にてインスタレーション制作 「融合する工芸-コレが答えだ-」銀座和光(東京)
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2024「Salone del Mobile.Milano(ミラノサローネ国際家具見本市)」にてLOEWEとコラボレーションランプを出展 「Taipei Dangdai Art & Ideas 2024」台北南港展示センター(台北、中国)
Profile III
三代田辺竹雲斎
三代竹雲斎は、1940年(昭和15年)大阪府堺市に二代竹雲斎の長男として生まれた。市立工芸高等学校(現・大阪府立高等学校)で金属工芸、武蔵野美術大学でデザインを学び、竹工芸を機能的な「器」としてだけでなく、空間を構成する「造形」として捉える多角的な視点を養った。初代の高弟である大久保尚竹斎や父に師事して伝統技法を習得するが、歴代の作風とは異なる独自のスタイルをいかに確立すべきか模索を続けた。試行錯誤を重ねるなか、矢竹の素材美に着目し、自らの表現の軸に据える。
1965年の日展初入選作「直花籃」が堺市に買上げられたほか、代表作「輪象」が外務省に、後年の「方」が東京国立近代美術館に買上げられるなど、独自の構成による作品は広く認められた。
1969年(昭和44年)に父・二代竹雲斎より「小竹」の号を授かり、1991年(平成3年)には三代竹雲斎を襲名。襲名後は、伝統の継承と現代的デザインの融合を深化させるとともに、アメリカ、タイ、ニュージーランドなど海外での展覧会や交流展を精力的に開催。竹芸の新たな可能性を国際的に発信する活動を生涯にわたり継続した。
【矢竹による独自のスタイル】
三代竹雲斎は、初代や二代とは異なる自己のスタイルを模索するなか、幼少期の疎開先で親しんだ矢竹の美しさや、素材が持つ独特の緊張感に改めて着目。矢竹の先を「点」、軸を「線」として捉え、それらを垂直・水平に構成するだけでなく、強靭な矢竹を曲げて輪の形にするなど、点と線の構成によって「面」を生み出す立体的な建築構造を確立させた。
薄く割いた竹を用いる従来の形式に捉われず、代表作「輪象(りんしょう)」に象徴されるように、丸竹のままの矢竹を活かした瑞々しい感性は、当時の工芸界において新たな方向性を示すものとなった。代々の技術を継承しながらも、素材の特質を最大限に引き出したその造形表現を、生涯にわたって追求し続けた。
Education
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1940大阪府堺市に二代竹雲斎の長男として生まれる。本名・久雄
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1956二代竹雲斎に師事
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1959大阪市立工芸高等学校金属工芸科卒業
祖父(初代)の弟子である大久保尚竹斎に師事 -
1965武蔵野美術大学工芸工業デザイン科卒業
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1969父・二代竹雲斎から「小竹」の号を授かる
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2014没(享年73歳)
Solo Exhibition
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1968「父子展」堺高島屋(二代竹雲斎・三代竹雲斎)
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1970「父子展」大阪高島屋(小竹襲名披露)
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1971「竹雲斎竹芸三代展」大阪高島屋(毎日新聞社主催)
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1975「父子三人展」大阪高島屋(二代竹雲斎・三代竹雲斎・弟 陽太)
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1980「個展」大阪高島屋
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1982「個展」朝日画廊(朝日新聞選抜)
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1991三代竹雲斎を襲名
「襲名展」大阪高島屋
「父子三人展」伊丹市立工芸センター(二代竹雲斎・三代竹雲斎・弟 陽太) -
1992「個展」大阪高島屋(以降、2005年まで毎年開催)
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1997「個展」米子高島屋
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1998「アジア大会竹芸展」タマサート大学(タイ国教育省主催)
「個展」JR名古屋高島屋 -
2003「個展」JR名古屋高島屋
Group Exhibition
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1965日展「直花籃」初入選(以後、連年入選)。同作、堺市買上
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1966第5回日本現代工芸美術展 初入選
日展出品作「輪象」外務省買上 -
1967「此君展」(竹工芸家グループ展)大阪大丸(1971年まで開催)
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1968日本現代工芸美術展出品作、高松宮家蔵
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1971日本現代工芸美術展にて北欧展 出品 読売新聞社賞 受賞
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1972日本現代工芸美術展 カナダ・アメリカ展 出品
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1973日本現代工芸美術展 トルコ展 出品
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1974日展出品作「方(ほう)」東京国立近代美術館買上
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1977「大阪工芸展」知事特別賞 受賞
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1984「日本デザイン伝統と現代展」モスクワ 出品(西武美術館主催)
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1985「竹の工芸 近代における展開展」東京国立近代美術館工芸館
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1986「工芸―21世紀の旗手たち展」サントリー美術館主催
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1989「くらしの器展」 サンパーク美術館
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1993「竹工芸―現代の名工展」別府竹細工伝統産業会館 出品
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1998「アジア大会竹芸展」タマサート大学(タイ国教育省主催)
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2000「日本の竹芸展」NYアジアソサエティー
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2002「BRIDGE展」フローレンスリンチギャラリー(NY)
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2003「BRIDGE展」ニュージーランド・ウェリントン
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2004「BRIDGE展」韓国
Profile II
二代田辺竹雲斎
二代竹雲斎は、1910年(明治43年)に初代の長男として堺に生まれ、幼少より父のもとで竹芸を学ぶ。わずか5歳で席上制作(実演)を行うなど早くからその才を発揮する。父・初代の「芸術家にはあらゆる教養が必要」という教育方針により、9歳からは漢学者の土田江南に師事して書を学び、後に南画や漢詩、謡曲、俳句にも親しむ文化人としての素養を身につけた。
1925年(大正14年)に初代より「小竹雲斎」の号を授かると、弱冠21歳で第12回帝展に「播龍図盆」で初入選を果たす。この作品は緻密な網代(あじろ)編みによって龍の絵柄を浮き上がらせた平盆であり、一週間風呂場に籠もり不眠不休で編み上げた野心作で、厳しい父から初めて褒められた生涯忘れ得ぬ一作となった。1937年(昭和12年)、初代の急逝により二代竹雲斎を襲名。同年に開催した「父子展」は、名跡を継承する決意を世に問う大きな節目となった。
その後、帝展(帝国美術院展覧会)、新文展(文部省美術展覧会)、そして当時文部省主催であった日展(日本美術展覧会)へと連年出品を続け、1952年(昭和27年)には日展にて「螺旋紋花籃」が特選朝倉賞を受賞。これを機に関西総合美術展や日展などの審査員や評議員を歴任し、竹芸界の重責を担う存在となった。
文人としての深い素養を背景に、初代が確立した唐物風の伝統を継承しつつ、竹工芸に独自の芸術性を見出し、現代的な造形美へと発展させた。
【透かし編みと荒編み】
初代が確立した格調高い作風を継承しつつ、二代はその表現を対照的な二つの技法へと昇華させた。一つは、亀甲編みや鱗編みを用いた「透かし編み」である。「竹の美しさは透かしにある」と考え、高度な技術を駆使して、光と影が織りなす繊細な空間美を極めた。
その対極にあるのが、鳳尾竹(ほうびちく)の煤竹を用いた「荒編み」である。竹の自然な風合いを活かし、あえて荒く編み上げる手法は、素材の生命力と作家の感性をダイレクトに結びつけるものであった。
繊細な「静」の透かし編みと、力強い「動」の荒編み。この二つの表現を昇華させ、伝統の中に現代的な造形性を融合させた作品群は、現在も東京国立近代美術館をはじめ国内外の美術館に多数収蔵されている。
Education
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1910大阪府堺市に生まれる。初代田辺竹雲斎の長男。本名・利雄
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19199歳、初代の勧めで漢学者の土田江村に師事し、書を習い始める
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192515歳「小竹雲斎」の号を授かり、初めての個展開催
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1937父・初代竹雲斎の没後、二代竹雲斎を襲名
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1953関西総合美術展審査員 就任
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1959大阪府芸術賞 受賞
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1960日展審査員 就任
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1962日本現代工芸美術展審査員 就任
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1963外務省制作海外向け文化映画「Living Arts Japan」出演
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1973堺市より有功章 受章
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1976日展評議員 就任
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1979日本新工芸美術家連盟創立に総務委員として参画
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1980竹芸家有志11名により「竹人会」創立
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1981勲四等瑞宝章 受章
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1983紺綬褒章 受章
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2000没(享年89歳)
Solo Exhibition
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192515歳「小竹雲斎」の号を授かり、初めての個展開催
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1937襲名披露「父子展」東京・大阪・京都高島屋
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1968「父子展」堺高島屋(二代竹雲斎・三代竹雲斎)
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1970「父子展」大阪高島屋(三代の小竹襲名披露)
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1972「竹雲斎竹芸三代展」大阪高島屋(毎日新聞社主催)
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1976「竹芸五十年記念展(回顧展)」大阪高島屋(毎日新聞社主催)
Group Exhibition
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1931第12回帝展(帝国美術院展覧会)「播龍図盆」初入選
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1937ニューヨーク日本現代美術アメリカ展、ベルリン国際工芸展等に出品
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1952第8回日展(日本美術展覧会)「螺旋紋花籃」特選朝倉賞 受賞
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1963メキシコにおける日本の現代工芸美術展、欧州巡回展 出品
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1964日本の工芸美術展(アメリカ巡回展) 出品
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1965ベルリン芸術祭 出品
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1966ニューヨーク日本芸術祭 出品
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1967第2回日本芸術祭(アメリカ各地)出品
日展評議員 就任 -
1976「竹芸五十年記念展(回顧展)」大阪高島屋(毎日新聞社主催)
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1980第2回日本新工芸展「伸花籃」内閣総理大臣賞を受賞
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1985「竹の工芸 近代における展開展」東京国立近代美術館
Profile I
初代田辺竹雲斎
初代竹雲斎は、1877年(明治10年)兵庫県尼崎市の尼崎藩藩士(御典医)の家に生まれ、12歳で大阪住吉の名工・初代和田和一斎に師事。11年の修行を積み、弱冠24歳で「竹雲斎」の号を継承。明治36年の内国勧業博覧会への出品を皮切りに数々の博覧会で受賞を重ね、名工としての評価を確立した。多数の弟子や職人を抱え、産業的な制作や欧州への輸出を精力的に手がける一方、大正4年には竹工芸家として初めてとなる個展を開催し、作家としての地位を確固たるものとした。
また、多方面にわたる文人としての素養を深く追求した人物でもあった。煎茶道においては花月菴流の坂田習軒や富永潤泉に師事して皆伝を受け、華道においては服部松雲斎のもとで正風青山流家元を継承。さらに書を木村鉄暘、画を近藤翠石に学ぶなど、これら諸芸への深い造詣が作品に比類なき品格と風格を与えた。
明治末期、文人画家・柳里恭(柳沢吉里)の花籠図に着想を得て、独自の「柳里恭式」を確立。大正天皇への献納や1925年のパリ万博での「柳里恭花籃」による受賞を通じ、竹工芸の社会的地位を飛躍的に高めるとともに、竹を「籃」から「芸術」へと昇華させる道を切り拓いた。
【柳里恭と古矢竹】
明治末期、文人画家・柳里恭が描く花籠図と出会い、その精神性と自由な創意に強い感銘を受ける。華道に精通した独自の感覚を柳里恭の画風と融合させることで、実物の竹工芸として具現化した独自の「柳里恭式」を創出。花を活けた際の優雅さと品格を追求し、竹籃を芸術の域へと高めた。
この柳里恭式と共に、創作の世界を大きく広げたのが「古矢竹(こやたけ)」による作品である。古矢竹とは、古い竹製の矢に新たな工芸的価値を見出した、深みのある時代を纏った素材である。初代はその素材美に着目し、竹を細く割った「ひご」として用いるのではなく、割った素材をそのまま直線的に使用し、あるいは丸竹のまま曲線の美を活かして組み上げる独自の手法により、素材本来の装飾性と重厚な世界観を構築した。
Education
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1877兵庫県尼崎市に生まれる。本名常雄
拙宅の近くで籠を造っている人があり興味を持ち始める -
1890大阪住吉の初代和田和一斎に師事 11年間弟子入り
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1901独立に際し師の別号「竹雲斎」を授かり譲りうける。大阪八幡筋へと出る。
のちに堺市市之町西浜筋へ、その後堺市市之町西浜筋西へと移る -
1903坂田習軒に花月庵流煎茶を習い、のち皆伝
華道は清風青山流を服部松雲斎に習い、後を継ぎ家元
書を木村鉄暘、画を近藤翠石に学ぶ -
1914第一次大戦勃発により、摂河泉近畿陸軍特別大演習に大正天皇陛下が行幸され展覧献上、ご嘉納
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1932堺市より内務省に名工の推薦を受ける
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1937没(享年60歳)
Solo Exhibition
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1915竹工芸家として先駆的な試みとなる第1回個展 大阪三越
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1922文人画の巨匠・富岡鉄斎と共に長堀高島屋美術部第一回展を開く
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1928大阪高島屋での個展を皮切りに、以後各年で開催
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1937父子展 東京三越
Group Exhibition
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1903内国勧業博覧会(内務省主催)に出品 初入選
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1921花籠四人展 大阪十合(そごう) 松雪会(大阪大丸)主催
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1922文人画の巨匠・富岡鉄斎と共に長堀高島屋美術部第一回展を開く
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1925パリ万国現代装飾美術工芸博覧会 古矢竹を用いた「柳里恭花籃」銅賞受賞
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1928堺美術会を組織し、日本画・工芸の展覧をする
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1934大礼記念美術展 京都市美術館